【訪問診療エリア】
中央区・西区の全域およびクリニックから半径12㎞程度以内の手稲区・北区・東区・南区が主な訪問診療のエリアです。その他クリニックより16km以内であれば診療できる場合がありますのでご相談ください。
【対象となる方】
悪性腫瘍末期、老衰、神経難病、認知症、脳血管障害などで通院が困難な方、通院や入院が困難な方、呼吸や栄養、排泄等、日常生活に医療的なサポートが必要な方が訪問診療の対象となります。
【訪問診療を受けるには】
通院中もしくは入院中の方は、担当看護師や担当医師、もしくは地域医療連携室といった部署で、当院で訪問診療を受けたい旨をお伝えください。要介護認定を受けていてる方であれば担当のケアマネージャーにその旨お伝えください。また、札幌市医師会の「在宅医療・介護・認知症サポートセンター」でも相談にのってくれますのでまずはお電話してみてください。
【診療体制】
通院が困難となった方が医療を受けたい場合に、医師が自宅に定期的に訪問し計画的な医療を提供します。訪問看護師・ケアマネージャー・薬剤師・リハビリ担当者などと職種の枠を超え協力しながら、自宅での生活をサポートします。当院は緊急時には夜間・休日を問わず、24時間、365日対応できる体制をとっている在宅療養支援診療所となりますので、定期的な訪問以外にも、状況に合わせ、電話でのアドバイス、ビデオ通話での処方、看護師の訪問、医師の往診による直接の診察と柔軟に対応いたします。
【訪問診療でできること】
処方・採血検査・超音波検査・気管チューブの管理・人工呼吸器の管理・胃瘻の管理・中心静脈栄養(CVポート)の管理・医療用麻薬の投与を含む在宅緩和ケア・人工肛門の管理・膀胱瘻の管理・褥瘡の処置・腹水ドレナージ・胸水ドレナージなど
【当院でできないこと】
レントゲン・CT・内視鏡など,当院ではできない処置については病院と連携して受けていただくことになります。
【ICTツールでの連携】
訪問診療では患者さまの状況に合わせ計画的な医学管理を行うため、病院・訪問看護ステーション・調剤薬局・居宅介護支援事務所等の関係事業所と、きめ細かな連携体制をとることが大切です。そのため、患者さま同意の上、必要に応じICTツールを用いて密な連携を行っています。ICTツールを用いた関係事業所との情報共有に同意できない場合は遠慮なく申し出てください。
【使用しているICTツール】
当院では、厚生労働省の定める『医療情報システムの安全管理に関するガイドライン』に準拠しているエンブレース株式会社が提供するMedical Care Station(MCS)というICTツールを使用しています。
【当院とICTツールを用いて情報共有している事業所】
緑の街診療所、いろは診療所、SOIN訪問看護ステーション、はまなす訪問看護ステーション、かえで薬局伏見店、他